現代人は、食べすぎるから老化が早いのだ

現代人は「本能以上に食べている」状態

南雲先生が提唱している空腹ダイエットに対する反論のひとつに「食べたいという食欲は、生き物としての本能なのだから、それを無理やり抑えるのはおかしいだろう」というものがあります。

確かに、「本来、人が持ち合わせていた本能としての食欲」すら全く満たせないような無理すぎる空腹ダイエットは問題があるかもしれませんが、実は現代人のほとんどは「本来の本能が持っていた食欲以上に、食べすぎることに慣れてしまった」という状態なんです。

私たちは「一日三食」が当たり前のように感じていますが、それは長年の生活でそうやってきたので「一日三食に慣れきってしまった」というのが正解なんですよ。

スポンサードリンク

野生の動物と人間の違い

現代人が本来の本能以上に食べすぎている、というのは、野生動物と比較するとよく分かります。たとえばライオンやチーターなどは他の動物を捕食することで知られていますが、そんなライオンやチーターであっても「捕食のターゲットとなる動物が近くにいたら問答無用で襲い掛かる」というわけではありません。おなかがすいていなければ、たとえすぐそばをウサギが通ったとしても、襲い掛かることはないのです。

これに対して人間は、大しておなかがすいていなくても一日三食が当たり前。そしてそのサイクルに慣れきってしまうと、「三食しっかり食べないとダメ」という状態になってしまうわけですね。

老化を早める生活習慣病の原因は「食べすぎ」

昔の人が生活習慣病に悩まされていた、という記述はあまり見かけません。しかし今では、「何らかの生活習慣病を抱えている人やその予備軍が多数派」とさえ言えるほどに、生活習慣病は身近な病となってきました。

しかし、生活習慣病の改善方法を見てみると、ほとんどすべての生活習慣病に共通する改善法があることがよく分かります。それは・・・「食生活の見直し」です。つまり、現代人は昔の人に比べて明らかに食べすぎの傾向があるからこそ、生活習慣病のリスクが高くなっていると言えるわけですね。

生活習慣病にかかると体のあちこちのメカニズムに支障をきたし、血管年齢・骨年齢・肌年齢などが上がってしまい、老化そのものが促進されてしまうという結果につながってしまうのです。昔の人より現代人が長生きなのは、医療技術の進歩や衛生環境の改善などという部分が大きいのであって、「人そのものの老化が遅くなったから」というわけではないのです。